ヒトコトあらすじ
戦争に敗北したトロイアの女たちに降り注ぐ悲劇を描く古典作品となっています。
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●1.基本データ
Lキャラクター構成
L舞台設定
L詳しいプロット(展開)
L文章抜粋
●2.補足データ
Lココがスゴい!
L似ている名作
L似ている最近の作品
Lメディア化
●3.作者について
L同じ年代の有名作品
L同じ国の有名作家
1.基本データ
初刊:紀元前425年 作者:エウリピデス
長さ:長編 ジャンル:悲劇・歴史
キャラクター構成
ヘカベ・・・・トロイアの女王・王妃。
カサンドラ・・・・トロイアの王女、ヘカベの娘、有名な預言者
メネラオス・・・・スパルタ王。
ペリアス王・・・・イアソンの叔父。
アステュアナクス・・・・ヘカベの孫。
舞台
トロイア・・・ギリシャ神話に登場する、現在のトルコ西部に位置していた国。
詳しいプロット(展開)
戦争に敗北したトロイアはスパルタの軍門に下った。 そんなギリシャ軍の天幕の中には、トロイアの女たちが収容されていた。
かつてのトロイアの王妃へカベの姿もあった。彼女らには奴隷としての生活が待ち受けている。
有名な予言者でありヘカベの娘でもあるカサンドラをはじめとして、さまざまな人物が捕虜となり、処女であったカサンドラはギリシャ軍の総大将の妾にさせられりもする。 そしてへカベは、幼い家族らを殺される仕打ちまで受ける。
そこへスパルタ王メネラオスと共に、このトロイア戦争の元凶となった女ヘレネが登場する。彼女はメネラオスの后であったが、トロイア王の息子と不貞をはたらいた。にも関わらずメネラオスにも良い顔をして取り入ろうとしたのである。
ヘカベはヘレネを死刑にするようメネラオスに求める。しかしヘレネに魅了されているメネラオスはそれを拒絶した。一方のヘカベには孫であるアステュアナクスの遺体が運ばれてくる。だがすっかり流す涙も涸れてしまったヘカベは、沈んだ様子で孫の死装束を立派に飾り付けてやる。
まもなく、ギリシャ軍がトロイアに火を放った。神によって築かれたとも言われたトロイアはこうして燃え尽くされていった。
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文章抜粋
●まだ明けやらぬトロイア城外のギリシア軍の陣営。トロイア陥落直後の情景である。天幕の中には捕虜となったトロイアの女たちが収容されている。トロイアの王妃であったへカベのみが、ひとり外に出て、悲しみのあまり地上にひれ伏して悲歎にくれている姿が見える。(冒頭の一文)
2.雑多データ
ココがスゴい!
●捜索中…
似ている名作
●捜索中…
似ている最近の作品
●ナチス女収容所
ドイツ・ナチスの収容所を描いた作品。女性が収容されて蹂躙されるという点において似ているかと思います。
メディア化
●トロイアの女
少し前に映画化されているようです。
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3.作者データ
エウリピデス
古代ギリシアの詩人。ギリシア悲劇における三大悲劇詩人のひとり。代表作に「メデイア」「アンドロマケ」などがある。
- アルケスティス
- メデイア
- ヘラクレスの子供たち
- ヒッポリュトス
- アンドロマケ
- ヘカベ
- 救いを求める女たち
- ヘラクレス
- イオン
- トロイアの女
- エレクトラ
- タウリケのイピゲネイア
- ヘレネ
- フェニキアの女たち
- オレステス
- バッコスの信女
- アウリスのイピゲネイア
- レソス
- キュクロプス(サテュロス劇)
同じ年代の有名作品
- 「アイアス」ソポクレス(紀元前440年)
- 「オイディプス王」ソポクレス(紀元前429年)
- 「縛られたプロメテウス」アイスキュロス(紀元前450-425年)
同じ国の有名作家
- ソポクレス(古代ギリシャ)
- アリストパネス(古代ギリシャ)
- アイスキュロス(古代ギリシャ)
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