「狐物語/ラインケ狐/ライネケ狐」あらすじと解説・登場人物や舞台 ジョルジュ・サンド



ヒトコトあらすじ


 悪事を働く狐ライネケを懲らしめようと、他の動物たちが挑むものの、ライネケの小賢しさに翻弄され続け、最終的にはライネケが国の宰相になってしまうという物語となっています。


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●1.基本データ
 Lキャラクター構成
    L舞台設定
 L詳しいプロット(展開)
 L文章抜粋
 

●2.補足データ
   Lココがスゴい!
 L似ている名作
 L似ている最近の作品 
 Lメディア化


●3.作者について
  L同じ年代の有名作品
        L同じ国の有名作家



1.基本データ




初刊:12世紀(ゲーテ版は1794年) :民話
長さ:中編 ジャンル:喜劇・寓話


キャラクター構成



狐ライネケ・・・・動物たちに悪事を働く、ずる賢い狐。

獅子王ノーベル・・・・王。ライネケからの被害を聞き、たえず捕縛のための使者を送る。

狼イグゼリム・・・・ライネケの被害者。

野兎ラムペ・・・・ライネケの被害者。

牡羊ベリーン・・・・ライネケの被害者。

熊ブルーン・・・・獅子王ノーベルの使者。

牡猫ヒンツェ・・・・ライネケの擁護者。

穴熊グリムバルド・・・・ライネケの擁護者。


舞台


ドイツ・・・ヨーロッパの国。物語の舞台。



詳しいプロット(展開)



●悪・狐ライネケ

 獅子王ノーベルが宮廷を開くと、さまざまな獣たちがある者を訴えにやってきた。訴えられているのは「狐ライネケ」である。彼の悪行の数々はかなり有名であった。

●被害動物たちの進言

 まずは狼のイゼグリムが進み出る。イグゼリムは子どもたちをライネケに盲目にされたと申し出る。

 豹は野兎のラムペがライネケに騙されて殺されかけた経緯を語る。

 牡鶏は目を離しているうちに自分の雛鳥を食われてしまったと訴える。

 ライネケに関する訴えは他にも数え切れないほどあった。

 牡猫のヒンツェ、穴熊のグリムバルドなど、中にはライネケをかばう者もいたが、王の意向は変わらず、出頭させるために使者・熊のブルーンをライネケの城に派遣した。

●使者を追い払うライネケ

 到着したブルーンはライネケに出頭を命ずる。ライネケは実は出頭するつもりだったが、美味しい蜂蜜を食べ過ぎたせいで腹が張って動けなかったなどと口にして、ブルーンの好物である蜂蜜の在り処をチラつかせる。ブルーンはライネケに蜂蜜の場所を案内してもらうことになるが、ライネケの指定した場所は人間の罠が張っている場所であり、ブルーンは人間にめった打ちにされて逃げ出した。その逃走中、ライネケにも馬鹿にされたことで、ブルーンはすっかり意気消沈してしまい、王の命を断念する。

●罠にはめるライネケ

 王はその後も牡猫ヒンツェを遣いにやり、出廷しなければ死刑だという言伝と共にライネケに迫るがヒンツェもまた罠に掛かり、出廷させることに失敗する。

●ライネケ、ついに出廷する?

 ヒンツェのあとに派遣されたのは穴熊のグリムバルト。今回もあの手この手で欺いてくるのかと思いきや、ライネケはなぜかこれまでの悪行を懺悔して、出廷すると言い出した。ライネケは王のもとへとやってくる。

●死刑失敗

 ライネケは自分は忠実な民であると弁じて、自分の無実を主張するが王はライネケに死刑を宣告する。だがライネケは絞首台を前にしてこれまでの自分の行いを懺悔しながら、自分が財宝を隠し持っていたということをチラつかせる。自分は王国を転覆させようとしていた側近のブルーンやイゼグリムから王を守るために財宝を保護していたのだという経緯を語る。もちろんこれは全くの作り話だったが、王は愚かにもライネケの言うことを信じてブルーンたちを投獄。しまいに彼らの毛皮を剥いで、それでライネケの旅道具を繕ってやるのだった。

●残酷な悪行

 さらにライネケの悪行は続く。彼は王の命で同行してきた牡羊のベリーンと野兎ラムペを煩わしく思い、まずは野兎ラムペを騙して殺す。そしてあえて残した頭だけをブルーンの皮で作ったカバンに入れて、手紙だと言ってベリーンに届けさせた。

●イグゼリムとの決闘

 王はライネケの仇返しに遂に憤慨すると、彼の城に問答無用で攻め込むことを決める。だがグリムバルトによって襲撃を知ったライネケは先んじて出廷する。そして見事なまでの弁で、再び訴えてきた獣たちを黙らせた。再び誰もが、ライネケの出鱈目に翻弄されるなか、狼のイゼグリムだけはライネケの嘘を見抜いていた。そこでイグゼリムは決闘を申し込む。ライネケは皮を剥がされて満身創痍のイグゼリムになら勝てると決闘を受け入れる。

●真の支配者

 イグゼリムにも勝ち目はあったが、ライネケは命乞いをするフリをしてイグゼリムをだまし討ちする。まもなく王が決闘を止めて、ライネケの罪を許すことにした上、さらに彼を宰相に任命するのだった。そうして世の中はずる賢い者が制するようになった。





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文章抜粋


●捜索中…




2.雑多データ


ココがスゴい!


●捜索中…


似ている名作


●長靴をはいた猫

小賢しい動物が、周囲を翻弄して成功を掴み取るといった構造が似ていると思われます。


似ている最近の作品


●捜索中…

メディア化


●捜索中…




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3.作者データ

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ※かなり後世なってから翻案


ドイツの詩人・劇作家・政治家。代表作に『若きウェルテルの悩み』『ファウスト』などがある。

    • 小説

      • 若きウェルテルの悩み(Die Leiden des jungen Werthers、1774年)
      • ヴィルヘルム・マイスターの修業時代(Wilhelm Meisters Lehrjahre、1796年)
      • 親和力(Die Wahlverwandtschaften、1809年)
      • ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代(Wilhelm Meisters Wanderjahre、1821年)

      戯曲

      • ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン(Götz von Berlichingen mit der eisernen Hand、1773年)
      • タウリス島のイフィゲーニエIphigenie auf Tauris、1787年)
      • エグモント(Egmont、1788年-1789年)
      • トルクワト・タッソー(Torquato Tasso、1790年)
      • ファウスト 悲劇第一部(Faust, der Tragödie erster Theil、1806年)
      • ファウスト 悲劇第二部(Faust, der Tragödie zweyter Theil、1831年)

      詩集

      • アネッテ(Annette、1767年)
      • 新詩集(Neue Lieder、1769年)
      • 雑詩集(Vermischte Gedichte、1789年)
      • ライネケ狐(Reineke Fuchs、1794年) – 叙事詩
      • ローマ悲歌(Römische Elegien、1795年)
      • ヘルマンとドロテーア(Hermann und Dorothea、1798年) – 叙事詩
      • 西東詩集(West-östlicher Divan、1819年)
      • 情熱の三部作(Trilogie der Leidenschaft、1827年)

      その他

      • 色彩論(Zur Farbenlehre、1810年) – 科学論文
      • わが生涯より 詩と真実(Aus meinem Leben: Dichtung und Wahrheit、1811年) – 自叙伝
      • イタリア紀行(Italienische Reise、1816年-1817年) – 旅行記
    同じ年代の有名作品
    • 「森のロマンス」アン・ラドクリフ(アメリカ1794年)
    • 「ケイレブ・ウィリアムズ」ウィリアム・ゴドウィン(イギリス1794年)
    • 「マンク」マシュー・グレゴリー・ルイス(イギリス1794年)
    同じ国の有名作家
    • フリードリヒ・フォン・シラー(ドイツ)
    • フリードリヒ・ヘルダーリン(ドイツ)
    • ノヴァーリス(ドイツ)


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    Author: meisaku

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