「悪魔の辞典」著書解説 アンブローズ・ビアス

ヒトコト著書解説


辞典という名目で、さまざまな単語を面白可笑しく再定義した著書となっています。シニカルでブラックユーモアあふれた”辞書パロディ”の礎。


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●1.基本データ
 L文章抜粋
 L作者について
  L同じ作者の作品
  L同じ年代の有名作品
    L同じ国の有名作家


●2.社会データ
 L歴史的背景
 L社会に与えた影響
 Lメディア化


●3.類推データ
 Lココがスゴい!
 L似ている名作
 L似ている最近の作品 



1.基本データ

 

 

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初刊:1911年 :アンブローズ・ビアス
長さ:長編ぐらい ジャンル:パロディ






文章抜粋


大学一年生・・・苦悩とお馴染みになった学生。

●大衆・・・法律制定の諸問題で無視して差し支えない要素。

●教会・・・牧師が神を崇め、女どもが牧師を崇める場所。

●国王・・・王冠をついぞかぶることもなければ、通常、とくに取り立てて言うほどの頭を持ちもしないのに、アメリカでは「王冠をいただいた頭」という言い方で一般に知られている男性。

●哲学・・・どこからともなく始まり、どこへ行き着くということもない、多くの道からなる一つのルート。

●反逆者・・・新しい悪政を主唱しながら、これを敷くことに失敗した者。

●カスタード・・・雌鳥と牝牛と料理人とが悪意をもって共謀し、それによって作り出した忌わしい物質。

●火葬・・・人間の冷肉を暖め直す操作。

●労働・・・Aなる者がBなる者のために財産を獲得してやる方法の一つ。

●口軽なこと・・・おんなの犯す罪。

●花嫁・・・幸福になり得るすばらしい前途の見込みを後ろにしてしまった女。

●痛風・・・金持の患者がかかるリューマチを、医者はこのように呼ぶ。・・・etcこのような具合に他にもさまざまな単語がおもしろ可笑しく紹介されています。

 


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作者について

 アンブローズ・ビアス

 アメリカの作家。元ジャーナリストという経歴を持ち、「悪魔の辞典」短編「アウル・クリーク橋の一事件」などが代表的。死没は確認されず、行方不明となり消息を絶つという特殊な最期を迎えている。
 





同じ作者の作品


短編集

  • 『生のさなかにも』
  • 『豹の眼』
  • 『死の診断』
  • 『修道士と絞刑人の娘』
  • 『悪魔の寓話』
  • 『羊飼いのハイータ』
  • 『カルコサの民』
  • 『ビアス怪談集』
  • 『対訳ビアス』
  • 『ビアス選集』
  • 『つかのまの悪夢』
  • 『よみがえる悪夢』
  • 『兵士たち、幽霊たち~アンブローズ・ビアス傑作選Ⅰ~』

その他



    同じ年代の有名作品
    • 「イーサン・フロム」イーサン・ウォートン(アメリカ1911)
    • 「西欧人の眼に」ジョゼフ・コンラッド(イギリス1911)
    • 「聖女ジョウン」ジェイムズ・スティーヴンス(アイルランド1912)

     

    同じ国の有名作家
    • イーサン・ウォートン(アメリカ)
    • セオドア・ドライサー(アメリカ)
    • アプトン・シンクレア(アメリカ)

     




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    2.社会データ

     

    歴史的背景


    本著発売の1911年には、現IBMであるC-T-Rが創業を開始しています。翌年にはタイタニック号が沈没。

    社会に与えた影響


    執筆中…

    メディア化


    これといって目立ったメディア化・ミックス化などは確認されていません。


    3.類推データ

     

    ココがスゴい!


    執筆中…

    似ている名作


    執筆中…



    似ている最近の作品



    執筆中…

     




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    Author: meisaku

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